世界最大のステーブルコインUSDTの発行元であるテザーは、現在約240億ドル相当に上る物理的な金保有量を大幅に拡大する方針を固めました。CEOのパオロ・アルドイーノ氏は、金蓄積を準備金管理戦略の重要な柱と位置づけ、高セキュリティの「元核シェルター」に保管されている備蓄を継続的に拡大していく意向を明らかにしました。
この決定は、ステーブルコインの安定性を守る手段として、有形かつ非デジタルな資産を重視するというテザーの哲学を明確に示しています。この物理的な金準備は、市場の変動性や、従来の金融システムに内在するカウンターパーティリスクに対する直接的な対抗策としての役割を果たします。
アルドイーノ氏は、同社の戦略が絶対的な安全性と分散化を最優先している点を強調しました。「我々は金準備の増加にコミットしています。これはユーザーに比類のないセキュリティと分散化を提供します。我々は『紙上の約束』に頼るのではなく、高度に安全な非伝統的な施設で実際の現物の金属を保有しています」と、彼は最近の説明会で述べました。
再利用された核シェルターという異例の保管場所(スイスなどの中立的な管轄区域にあると頻繁に噂されている)は、テザーの自己保管と極度のレジリエンス(回復力)への取り組みを際立たせています。これらの施設は軍事レベルの保護を提供し、潜在的な地政学上のリスクや地域の銀行破綻から隔離されており、準備金が一切の制約を受けず完全にアクセス可能であるという考えを裏付けています。
世界的にステーブルコインの準備金に対する規制当局の監視が厳しさを増す中で、テザーによる物理的な金の積極的な蓄積と安全な保管は、その準備金構造を他社と差別化し、USDTが完全に裏付けられていることに対する機関投資家および個人の信頼を高めることを目的としています。
Source: Tether Will Keep Adding to $24 Billion Gold Stash Held in Former Nuclear Bunker, Says CEO



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