Roninネットワーク上で広大かつ相互運用可能なメタバースMMORPGの構築を目指した意欲的なプロジェクト『Forgotten Runiverse』が、正式に開発を終了した。これは、変動の激しいWeb3ゲーミング分野における、またしても注目度の高い失敗事例となった。人気のNFTコレクション「Forgotten Runes Wizard’s Cult」を基盤とするこのゲームは、真のデジタル所有権、コミュニティ主導の物語、そして持続可能なPlay-to-Earn(P2E)モデルを約束し、ローンチ時にはかなりの宣伝(hype)とともに迎えられた。
しかし、確固たる芸術的基盤と確立されたNFTコミュニティからの支援にもかかわらず、同プロジェクトはアルファ段階から完全に持続可能な製品へと移行することが困難であった。開発チームは、失敗の主要因として、投機的なWeb3事業に対するベンチャーキャピタル環境の厳格化による追加資金調達の極度の難しさと、MMORPGに必要な大規模な開発チームを維持することの困難さを挙げた。
この開発中止は、主に『Axie Infinity』をホストするRoninネットワークにとって大きな後退である。Roninはエコシステムを多様化し、新たな主力ゲームタイトルを誘致しようと積極的に取り組んできたためだ。『Forgotten Runiverse』の失敗は、P2Eゲームが直面する根深い課題を浮き彫りにしている。それは、初期の金銭的インセンティブが薄れた後もユーザーを引き留める魅力的な長期的なゲームプレイの仕組みを作り出すことの難しさ、そして市場の変動に耐えうる経済モデルの構築の難しさである。強固なコンセプトや支持があったとしても、分散型空間で実行可能でスケーラブルなエンターテイメントを構築する上での障壁は依然として高いという、厳しい教訓を業界に残した。
Source: ‘Forgotten Runiverse’ on Ethereum Network Ronin Is the Latest Crypto Gaming Casualty



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