マルチシグ(複数署名)の基本
あなたは自分のお金や大切なデジタル資産(暗号資産など)を保管する「デジタル金庫」を持っています。この金庫を開けるのに必要なのが「秘密鍵」というカギです。通常、金庫は一つの秘密鍵で開きますが、もしこのカギを失くしたり、誰かに盗まれたりしたら、大変なことになります。
マルチシグ(Multiple Signature:複数署名)とは、この金庫を開けるために複数のカギ(秘密鍵)を必要とする仕組みです。
例えば、「3つのカギのうち、2つが揃わないと金庫が開かない(3-of-2の設定)」といったルールを設定できます。これにより、一人だけでは資産を動かせなくなります。
マルチシグのメリット
- 安全性が高い:カギが一つ盗まれただけでは資産は守られます。会社の資金管理や共同の資産を守るのに最適です。
- 紛失対策:もしあなたが自分のカギを失くしても、他の場所にある予備のカギを使えば、アクセスを回復できる場合があります。
デメリットと注意点
- 設定と管理の複雑さ:複数のカギを別々に管理する必要があるため、普通の一つのカギのウォレットに比べて設定が少し面倒です。
- 厳重な管理が必要:必要なカギの数全てを失くしてしまうと、誰も金庫を開けられなくなり、資産が永遠に取り出せなくなる危険があります。カギのバックアップ(「リカバリーフレーズ」や「シードフレーズ」と呼ばれるもの)は、最も厳重に保管しましょう。


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