大手デジタル通貨資産運用会社であるグレイスケール・インベストメンツは、この度、「検討対象資産(Assets Under Consideration, AUC)」リストを大幅に拡大しました。この動きは、暗号資産エコシステムにおける新たな高成長分野への戦略的焦点を明確に示唆するものであり、同社が将来的に新規信託や上場投資信託(ETF)などの投資商品に組み込む可能性のあるデジタル資産を積極的に審査しているという点で、市場にとって重要な指標となります。
今回リストに追加された主要な項目は、主に三つの主要セクターに集約されます。すなわち、人工知能(AI)と分散型コンピューティング、分散型金融(DeFi)プロトコル、そしてコンシューマー/ソーシャル・トークンです。
AI関連トークンの選定は、分散型ネットワークと、AI推進に不可欠な高性能コンピューティング・インフラストラクチャの融合に対する機関投資家の関心の高まりを浮き彫りにしています。このカテゴリーには、データの所有権、分散型ストレージ、共有計算能力(DePIN)に焦点を当てた革新的なプロジェクトが含まれる傾向にあります。
さらに、DeFiセグメントの拡大は、基本的な現物保有を超え、洗練された金融プリミティブへの幅広いエクスポージャーを提供するというグレイスケールのコミットメントを明確化するものです。これらの追加項目は、分散型取引所(DEX)、ステーキング派生商品、レンディング、および革新的な利回り生成戦略を専門とするプロトコルが中心となる見込みです。
最後に、コンシューマー・トークンとソーシャル・トークンの追加は、クリエイター・エコノミー、ゲーミング(GameFi)、そして分散型ソーシャルメディア・プラットフォームに関連するWeb3技術の主流採用拡大に対応するものです。これらの資産を検討することにより、グレイスケールは、デジタル・アイデンティティやファン・エンゲージメントに焦点を当てたプラットフォームへのエクスポージャーを求める機関投資家の資金を取り込むことを目指しています。
この予備リストへの掲載は、投資商品の発売を保証するものではありませんが、これらの急成長する暗号資産セクターの潜在的な長期的な実行可能性と機関投資家からの強い魅力を示す、強力な市場シグナルとして機能します。市場は、グレイスケールリストへの掲載を、主流採用と流動性向上に向けた決定的な一歩として認識することが一般的です。
Source: Grayscale adds AI, DeFi and consumer tokens to asset consideration list


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