注文と実行のズレ!スリッページを理解しよう
スリッページ(Slippage)とは、あなたが「この価格で買いたい/売りたい」と注文したときの価格と、「実際に取引が成立した価格」との間に生じる『ズレ』のことです。日本語では「価格の滑り」とも訳されます。あなたが目標としていた価格よりも不利な価格で取引が成立してしまう現象を指します。
なぜズレるの? 身近な例で理解する
たとえば、あなたが100円のジュースを買おうとお金を入れた瞬間に、人気が爆発して価格が120円に上がってしまった場合を想像してください。あなたは100円で買えると思っていたのに、実際に手に入れたのは120円を支払った後です。この20円の差が、取引におけるスリッページに似ています。
Web3.0(暗号資産)取引での注意点
特に暗号資産(仮想通貨)や分散型取引所(DEX)での取引では、以下のような状況でスリッページが大きくなりやすいです。
- 価格の急変動: 市場全体が急激に動いているとき。
- 大きな取引: 一度に大量の暗号資産を売買し、市場の在庫(流動性)が一時的に不足するとき。
【重要】許容スリッページの設定
スリッページによる意図しない損を避けるため、多くの取引ツールでは「許容スリッページ」を設定できます。これは「このくらいのズレまでなら許容して取引を成立させてよい」という上限値です。
注意点: 許容スリッページを大きく設定しすぎると、予想外に不利な価格で成立する危険があります。逆に小さく設定しすぎると、市場が少し動いただけで取引自体が成立しない(エラーになる)可能性が高まります。市場の状況に応じて適切な設定を行うことが、Web3取引を安全に進めるための鍵となります。


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